作り手の紹介—ささべじvol.3—

笹本さんが農業に向き合う上で根幹にあるのが「身近な人の食生活を守りたい」という想い。これから10年先、20年先も、地道に、永く、家族や大切な人たちの食を守っていくためには、ただおいしい野菜をつくり続けるだけではなく、それをしっかりとお客さんに届けなくてはなりません。そのためには、人と人とのコミュニケーションを通して、個人の繋がりを築いていく必要があります。

 

 

大型スーパーに並ぶ野菜の一つではなく、“この人の野菜が食べたい”と選んでもらえるようにならないといけない。これからの時代に、専業農家として生き残っていくためには、そうした繋がりを今からコツコツと積み上げていかなくてはならない。笹本さんはそう考えています。

 

 

“生き残っていく”という言葉からは、農業という業界に対する危機感が見える一方で、笹本さんの強い意志と農業に対する情熱が感じられました。

今も、ウエディングプランナー時代の繋がりで、結婚式場に野菜を卸していたり、とあるご縁から、笹本さんが育てたお米を使ったおにぎり屋さんを開くという話があがったりと、人との縁を大切にしながら新しいことに挑戦し続ける笹本さん。笹本さんの存在は間違いなく、農業に新しい風を吹かせています。

  

6回にわたるスリーピングマスクの作り手紹介にお付き合いいただきありがとうございました。karahéと西森ファームさん、ささべじさんとの出会いから始まったスリーピングマスク。このご縁がめぐりめぐって、あなたの心地良さのひとつになりますように。

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